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ホスピスの役割と看護師の仕事

高齢化社会の日本で需要が高まりつつある病棟の1つに、ホスピスがあります。ホスピスでは末期ガンなどの終末期の患者さんが抱える苦痛を緩和し、余命を安らかに過ごせるように看護していきます。日本では、ホスピスのことを緩和ケアと呼ぶ場合も多いです。

ホスピスとその他の一般的な病院の大きな治療は、病気を治すために積極的に治療を施すかどうかです。急性期病院などでは患者さんの治療や回復を第一に考えて治療方針が立てられますが、ホスピスで大切なのは、余命わずかの患者さんが最後まで自分らしく生きられるかどうかです。

このため、患っている病気の主原因に対しての治療は、積極的に行われない場合が多いです。

また、一般的な病院に勤める看護師の場合は、回復や治癒を目指す患者さんに寄り添った看護を提供していきます。しかし、ホスピスでは死に直面している患者さんを看護していくものなので、看護に対しての価値観も変わってきます。

したがって、看護師は日々強い気持ちを持ちながらも、患者さんやご家族との信頼関係を築いていくことも必要です。また、患者さんの願いや望みを可能な範囲で叶えてあげられるように、人を見る目も養うことが大切だと思います。

また、ホスピスには看護師や医師以外にも、栄養士やソーシャルワーカー、薬剤師などの医療従事者が連携して患者さんをサポートしています。時には他の医療者と話し合いながら、患者さんの看護を考えていくことも必要になってくるでしょう。

ホスピスに関わる専門資格として、日本では1998年に「ホスピス認定看護師」が誕生しました。この資格を取得することは簡単ではないですが、取得できればホスピス病棟で他の看護師の教育を行うのはもちろんのこと、看護全般のリーダーとしての期待が高まります。

病院にとっても、患者さんにとっても頼りにされる存在なので、積極的に取得を考えたいですね。

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