認定看護師の特徴と役割
看護師がキャリアアップするための代表的な資格の１つに「認定看護師」があります。
認定看護師は日本看護協会が定めている資格で、各病院が認定看護師の有資格者の有無をアピールするぐらい、とても信頼度の高い資格だと言えます。
いろんな病院のホームページをチェックしていると、認定看護師の資格を持った看護師のインタビュー記事が掲載されていることがありますね。それぐらい、患者さんにとっても信頼と信用の厚い資格だと言えます。
認定看護師は、患者さんの看護ケアを行う通常業務の他に、その分野に携わっている看護師を指導したり、アドバイスを行う役割も担っています。
該当する分野において、リーダー的な役割を果たす看護師と言っても過言ではないでしょう。業務内容だけでなく精神的な負担も出てくるので、有資格者には手当てが支給されるのが一般的になっているようです。
なお、認定看護師の種類は、以下の２１分野です。
手術看護、救急看護、皮膚・排泄ケア、訪問看護、摂食・嚥下障害看護、緩和ケア、認知症看護、集中ケア、透析看護、糖尿病看護、がん性疼痛看護、がん化学療法看護、がん放射線療法看護、感染管理、新生児集中ケア、乳がん看護、不妊症看護、小児救急看護、脳卒中リハビリテーション看護、慢性心不全看護、慢性呼吸器疾患看護
これらの認定看護師の資格は、簡単に取得できるものではありません。看護師として５年以上の実務経験が必要になり、そのうち３年間は専門分野での経験が問われます。
さらに、一定期間は通学して講習や研修を受けることになるので、勤めている医療機関を休まなければなりません。
このため、資格を取得するためには、認定看護師の資格取得に対して理解のある病院である必要があります。
もし将来的に認定看護師の資格取得を考えているのであれば、サポート制度がある病院へ転職したいですね。
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